株式会社アイティトレーニング 導入事例
マイクロソフトのクラウドサービスである Office 365 の導入を検討することとなり、IT 担当者 4 名に対する管理者向けのオリジナル Office 365 トレーニングを依頼、大学に出張していただきました。学生や教職員を含め、約 4 万人という多数のユーザへの大規模展開となるため、導入をスムーズに行うためのノウハウや、導入後、ユーザに活用してもらい、生産性を高めてもらうと同時に、IT 担当者にとっても効率の良い運用方法を選択し、負担を軽減する取り組みが必要であると考えておりました。
トレーニングでは、まず、Office 365 全般を理解するところから始め、Exchange Online や Skype for Business、OneDrive for Business (SharePoint Online) の運用管理についても、管理者の視点から解説していただきました。講師からの一方的な説明ではなく、都度、 Q&A なども交えた対話形式で丁寧に解説していただき、理解を深めることができました。また、仕様や機能の一般論に終始することなく、私共の情報環境に即して、どのように運用すれば良いかなど、多くのヒントをいただき、運用のワークフローのイメージが掴めました。
ユーザ数が多いため、各種設定を GUI で行うことは実質的には、不可能です。PowerShell というツールを使う必要があるとは聞いてはいたのですが、経験が少なく不安な面がありました。トレーニングでは、テキストに掲載されていないPowerShell のサンプルスクリプトもご提供いただき、初期設定からライセンスの割り当てや予定表の共有、アドレス帳ポリシー、また最近、新たに提供された Skype for Business のクライアント アクセス ポリシーなどについてもご教授いただき、大いに参考になりました。
当初、トレーニングの範囲には含まれていなかったのですが、Active Directory との同期や ADFS の構築等も予定しているため、クラウド サービス利用でも、オンプレミスとの整合性を十分に意識する必要があります。ディスカッションを通して、 DNS レコードや認証、プロキシ サーバなどで起こりがちなトラブルや Active Directory でユーザ情報を一元管理できるメリットなどについても改めて認識することができました。
これ以外にも、講師の方が、Office 365 以外やオンプレミスも含めたマイクロソフトの技術全般について非常に詳しく、Azure AD や マイクロソフト社の今後の方向性などの他では聞けない情報についてもご提供いただき、専門性のある会社にトレーニングを依頼することのメリットを大いに感じました。Office 365の導入を遅滞なく実施し、安定した運用管理を行うためにも、今後も引き続きご協力をいただきたいと思っています。
弊社は、通信やセキュリティ技術を中心としたソフトウェアの設計・開発技術によって、お客様に製品やソリューション、また、サービスを提供していくICTベンチャー企業です。
弊社では、弊社にしかできない確実な技術をソフトウェアに含んで、「安心できる“コミュニケーション”文化の創造」、「安全な“コミュニケーション”世界の追求」、「効率化による“コミュニケーション”時間・資源の節約による「次世代コミュニケーション環境」の創造」に取り組んでいます。
弊社代表製品にWAN最適化・高速化「RAPICOM(ラピコム)」という、エンタープライズの通信回線能力を最大限利用するためのWANアクセラレータ製品があり、企業拠点間の高速化のニーズでご利用いただいております。拠点間通信において、昨今、Windows Serverを前提としたテーマも多く存在し、弊社製品との組み合わせ検証も順次行われております。
また仮想環境においてもVM Wareはこれまで多くの事例で利用し経験が豊富でしたが、Hype-Vを実際の運用で利用した経験が少なく、実運用上のサーバ構成などの知見を獲得することが課題でした。
そこで、かねてからお付き合いのある「株式会社アイティトレーニング」様にコンサルティングをお願いして検証環境を構築することとしました。
遠隔地にデータを複製することから当然認証の問題が発生します。お客様の環境に近いものとするために、Active Directory を構築したうえで、無事 Hype-V レプリカ環境を構築することができました。また、認証や名前解決についての問題も解決することができ、お客様環境に近い弊社製品の試験を実現できました。
Windows Serverの利用方法および機能は多種多様で、活用すべき機能もたくさんあります。それらの機能と自社製品を上手に組み合わせて、お客様に最適な手段を提供できるかを、Microsoftパートナーである「株式会社アイティトレーニング」様のご協力も得ながら今後も様々な取り組みを進めていきたいと思っています。
弊社では、マイクロソフト のパートナー企業として、西日本中心に Office 365 の提案営業活動・導入支援などのサービスを提供しております。これまで、多数のエンド企業様やマイクロソフトのパートナー企業様のご対応をさせていただき、Office 365 の導入や運用管理については、相応のノウハウを蓄積してまいりました。
Office 365 については、働き方改革を実現するツールとして、再び、にわかに注目を浴びておりますが、ほとんどの大企業に導入され、ごく普通のものとなり、日常的な運用管理にニーズが移行しております。また、今日のさまざまな脅威に対するセキュリティ対策に対するニーズが増えております。さらには、世の中の IT 環境やマイクロソフト社についても、クラウドの活用として、Azure やAI、IoT などに比重が移行しております。すなわち、弊社の提案営業活動においても、Office 365 に加えたバリエーションが必要となってまいりました。
そこで、前回受講させていただいた Azure に引き続き、ちょうどマイクロソフト社のホームページに掲載されていた「セキュリティを担保した働き方改革トレーニング」として、新しくブランド化された Microsoft 365 の活用研修を弊社の技術営業担当者向けとして受講することとしました。ディスカッションの中で、働き方改革やステップアップグレード、ATP (Advanced Threat Protection) などアドオン方式でのCSP (Cloud Solution Provider) の収益拡大など Office 365 の提案をしていく上での価値がまだまだあることに気づきました。Skype for Business や Microsoft Teams の価値も再認識致しました。
また、セキュリティソリューションである EMS (Enterprise Mobility + Security) に特に重点を置いたトレーニングにしていただきました。もちろん、Device Guard や Credential Guard、AppLocker、Windows Defender ATP など、Windows 10 Enterprise の企業導入の必要性は理解致しました。WaaS の概念もバッチリです。
なお、EMS は、Azure AD Premium、Azure Information Protection、Microsoft Intune、Advanced Threat Analytics、Cloud App Security など複数のソリューションが組み合わされ、また相互に連携しているため、初心者にとっては、量や機能も多く理解に時間がかかるものと想定しておりました。また、クラウドとオンプレミス含めた総合セキュリティ ソリューションでもあるため、クラウドだけではなく、Active Directory などオンプレミスの深い知識も必要となります。
そのような困難な研修内容であるにも関わらず、ポイントを絞った解説やハンズオンにより、たった 1 日の研修で全体像が上手につかめました。特に、ADFS 不要の AD 同期を利用したシングルサインオンや、Microsoft Intune と組み合わせた条件付きアクセスによるアクセス制御などは、これまで ADFS やサードパーティーのアクセス制御ソリューションを提案してきただけに、衝撃を受けました。
新しくブランド化されたサービスであるにも関わらず、講師の方がとても詳しく、知識と技術は提案営業活動を行っていく上で、とても大切であると思いました。すぐにでも提案営業活動に活かしつつ、よりDeep な機能についても研究していく予定です。
また、お世話になると思いますが、よろしくお願い致します。